Al l reset

ずっと考えてた


彼と私

これまで と これから


出逢ってから10数年


それぞれの道を歩みながら

心の奥底で大切にしてきた想い


彼と再会して

その想いの強さを改めて感じて…


繋がった分だけ増えた

嬉しさと切なさ


流した涙も

こぼれる微笑みも


この胸が締め付けられるほど…



…そして

今…想う



彼と私は…近くなり過ぎた


…かな…




思い出したように連絡をしていたあの頃

逢えないことが当たり前だったあの頃


それはそれで…しあわせだった



元気にしてるかな…



そう思えるだけで、

見上げる空がいつも明るかった




日々忙しく過ぎる時間の中で

私の心と向き合う



穏やかに目を閉じて…深く深く呼吸をする

胸に手をあて…想いを感じる



ゆっくりと息を吐いたあと

見上げた空は…吸い込まれそうなほど

透き通っていた


朝も

夕焼けも

夜空も



「戻ってみよう」



素直にそう思える…不思議な感覚


この空の下

忙しいながらも、

しあわせな日々を送っている彼がいる


彼の心の片隅に

私という存在がほんの少しでも

残っていれば…それで充分



ゲームのように

全てをやり直すことは出来ないけれど

私の心や想いを整理することはできる



この胸の中にあるボタンを

潔く静かに押せるように



私は私と向き合う

淡い月明かりの下

彼と2人

ほんの僅かな時間


学生の頃の想い出を

懐かしそうに笑って話し続ける


助手席からフロントガラス越しに見上げる空

恥ずかしくて彼の顔が見れないから


身体全部で、彼の声を受けとめて

うんうん…と笑ってうなずく


不意に…運転席から伸びた彼の腕が

私を包む


そら…


彼はそう呟いて

少し背中を向けていた私を優しく包む



それでも彼の顔が見れない

彼の胸に顔をうずめて

静かに呼吸を繰り返す

…彼の鼓動に合わせて



「そら なかなか逢えなくてごめんね」


そう呟く彼


「わかってるから。大丈夫」


しばらくそのまま

包まれたまま



…タイムリミット



こんな風に2人で逢える日は

いつになるのかもわからない


雨雲の隙間から薄くさす月明かり

なんとなく2人で見上げて

やっと…彼の顔を見つめることができた


優しく笑う彼をみて

私も自然と笑顔になる



約束も

言葉も

ないけれど



…胸がいっぱい


ありがとう

逢いにきてくれて

しみる…

久しぶりに少し遠いところへ

電車でお出掛け


彼の会社に近い場所



「近くに行くよ~ 会えるといいなぁ」



勢いにまかせてメール

(かすかな期待しつつ…)


数年ぶりに会った友人たちと

楽しい時間を過ごした後


帰りの電車

携帯を見てもお返事はなく…

お友達に愚痴を聞いてもらっていたら



「楽しかったかな?気をつけて帰るんだよ」



…ため息しかでなくて

…仕方ないって自分を納得させて



電車を降りてからも

なんとなく家に帰りたくなくて

公園のベンチに腰掛けながら

お友達とおしゃべり



さすがに遅い時間だったから

いい感じで酔っ払っている人がチラホラ…


「暇でしょ~!これからもう1軒行かない?」


声をかけられた瞬間

あまりの怖さに全力疾走!



大切に履いていた靴のヒールが折れちゃって

派手に転んでしまいました(T_T)



膝も肘も擦りむいて…



お風呂に入りながら思った



痛いなぁ…しみるなぁ…

体の傷も痛いけど

心の傷にも…いろんなことしみるなぁ…



膝の傷も

肘の傷も

自然にゆっくり治っていくけど…


心のほうは…


時間がゆっくり治してくれるかな